第一生命ベトナム「ベトナムで成長が最も著しい企業トップ500」に選出
- 2021/05/14
第一生命ベトナムが2016年〜2020年の「ベトナムで成長が最も著しい企業トップ500」に選出された。
第一生命ベトナムは、全体では第125位、生命保険会社の中では第4位にランクインしている。同社の選出は2回目で、パイオニアとしての功績や持続的な成長戦略、経済・社会の発展に対する貢献が評価された。
設立後の14年間で、同社は269か所に事務所を設け、全国63省・市を網羅するネットワークを築いた。2020年末時点で社員1,600人、資産設計に関する相談員10万5,000人が所属し、360万人以上の顧客にサービスを提供している。生命保険会社の中では最も投資額が大きい企業の1つで、投資額はおよそ7兆7,000億ドン(約385億円相当)、現在の運用資産は37兆4,000億ドン(約1,870億円相当)に上る。14年間で顧客数は10倍、社員・相談員数は20倍、利益は30倍、投資総額は40倍、資産総額は50倍に増加した。これまでに顧客へ給付した金額は9兆ドン(約450億円相当)で、今年第3四半期には顧客数が400万人に達する見込みである。
2020年には新型コロナによる苦境を乗り越え、持続的かつ高い成長率を維持した。保険料による売上げは前年比20%増の15兆6,100億ドン(約780億円相当)に達し、外資系生命保険会社としてはシェア第3位となった。加えて、同社は技術インフラを強化しており、デジタルプラットフォームを活用して新サービスを展開し、利便性の向上を図った。今年の年明け以降、電子決済の拡大に向け、MoMo(モモ)社、Payoo(ペイウー)社と連携をしている。第一生命ベトナム会長兼CEOのTran Dinh Quan(チャン・ディン・クアン)氏は「当社が前回に引き続き選出されたのは非常に光栄なことです。」と話し、今後も「お客様第一」をモットーに、新たな商品の開発やデジタル化を進め、サービスの質や顧客満足度の向上に努めると約束した。
ベトナムの人々の資産を守るというミッションに基づき、この14年間、同社は教育、健康・医療、環境分野やボランティア活動で480億ドン(約2億4,000万円相当)を超えるコミュニティ支援を全国で実施してきた。2020年には、CSR事業の一環として設立された「For A Better Life Fund」財団から、120億ドン(約6,000万円相当)を支援し、うち60億ドン(約3,000万円相当)が新型コロナ対策へ、27億ドン(約1,350万円相当)が中部で発生した災害からの復旧支援へ寄付された。
他の報道によると、ベトナムでは近年、生命保険の加入率が高くなっている。平均寿命の延伸や収入の向上により、自身の保険や財産の運用などについて検討する人は今後も増えていくだろう。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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