CPTPPの効果的な運用に向け日越間で緊密な連携を確認
- 2021/06/05
引用元:CPTPPベトナム通信社発行「ティン トゥック」(2021年5月26日)
5月26日、商工省Nguyen Hong Dien(グエン・ホン・ジエン)大臣と日本の西村 康稔経済再生担当大臣が、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)について電話会談を行った。
会談では、英国を中心に一部の国がCPTPPへの加盟に関心を示している件について議論が交わされた。西村大臣は、今年2月に正式に加盟を申請した英国との交渉プロセス開始に関して検討を進めるため、6月上旬に予定されている第4回CPTPP大臣級協議の開催について、ベトナムからの支持を要請した。ジエン大臣は、日本の努力と周到な準備を高く評価し、協議の成功に向け、ベトナムは日本や各加盟国と積極的に協力していくと表明した。
また、両大臣はCPTPPの運用についても議論を行い、西村大臣は今後の日本のイニシアティブに対する支持をベトナムに要請し、CPTPPの効果的な運用に向けて、両国での緊密な連携の継続を希望しているとの姿勢を示した。これに対してジエン大臣は、CPTPPの運用について今後も日本と緊密に連携していく旨を表明した。
この他、ジエン大臣は西村大臣に対し、ベトナムへの投資を促進し、ベトナムへの投資を希望する日本企業に向けた支援や有利な条件の設定を依頼した。これらの動きが進めば、とりわけ自動車生産、電子機器、医療設備、縫製など、両国の経済・通商関係の発展に有益な分野で、ベトナムは日本企業のサプライチェーンにおける重要な主体となることができるだろう。
様々な分野で連携体制をとっている日越両国の姿勢は、CPTPPを巡っても同様であることが記事から読み取れる。今年のCPTPP議長国として日本のリーダーシップが発揮されることを期待したい。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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