日本政府がベトナムへのワクチン支援を検討
- 2021/06/11
新型コロナワクチン接種拡大に関するベトナムからの支援依頼を受け、日本政府は同国へのワクチン提供を検討している。
オクスフォード大学やその他研究機関の調査によると、今年6月4日時点で、新型コロナワクチンを少なくとも1回接種したベトナム人は人口の1%超にとどまり、ASEAN加盟国10か国の中では最も低い値となっている。日本政府は、今月上旬のワクチン提供を検討しており、供給に時間のかかる国際的な枠組みは経由しないとみられる。
日本政府はこれに先立ち、各国に対する余剰分のワクチン支援を計画していた。6月5日には台湾へアストラゼネカ製のワクチン120万回分を供与している。5月17日のPham Minh Chinh(ファム・ミン・チン)首相との電話会談において、菅首相は新型コロナの感染対策に必要となるワクチンの確保に向け、ベトナムを最大限支援し、協力すると強調していた。
先日の日本政府による台湾へのワクチン提供は、台湾からの反応も大きく、日台の友好関係を深めることができた。現在、ベトナムでは感染が急拡大しており、ワクチンの供与が実現すれば、日越の友好関係も強固なものになるだろう。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
さらに詳細な情報を知りたい場合は
下記よりお問い合わせください。