日本がベトナムへ新型コロナワクチン100万回分を追加供与
- 2021/07/05
6月25日、日本外務省の茂木敏光大臣は、アストラゼネカ社製の新型コロナワクチン100万回分をベトナムに無償で追加供与すると発表した。6月16日に供与されたワクチンと合わせると、合計200万回分のアストラゼネカ社製ワクチンが日本政府からベトナムへ支援されたことになる。
在ベトナム日本国大使館でも茂木大臣が行った記者会見について発表しており、「日本からのワクチン供与は、日本とベトナムの深い友情の証です。共に手を携えて、新型コロナウイルス感染症を乗り越えていきましょう。」とホームページに掲載した。
これに先立つ6月16日22時には、ハノイのノイバイ国際空港に日本政府からベトナムへ約100万回分のワクチンが届けられている。これらのワクチンは感染対策に活用するため、翌日、ホーチミン市へ輸送された。
日本は他の東南アジア諸国に対してもワクチン供与を発表しているが、ベトナムでは他国に先立ち、2回にわたるワクチン供与が実現している。その背景には、4月末から拡大する第4波の感染がなかなか収まりを見せていない状況もあるが、これまで積極的に構築してきた日越の経済・外交関係もその1つであろう。今回のワクチン供与がベトナムの感染抑制の一助となることを願っている。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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