農産物の輸出:新しい背景への適応
- 2020/05/14
商工省の積極的な参加と継続的な解決策のお陰でCOVID-19流行の複雑な動きの状況でも、農産物の輸出金額が安定しました。商工省輸出入局副局長のチャン・コック・トゥアン氏はこの問題についてマスコミと話し合いました。
【Q】 COVID-19の流行の影響により、現在、ベトナムの農産物の輸出状況はどのように変化しましたか?
【A】 農産物はCOVID-19の影響を直接受ける品目です。 税関総局の統計によると、2020年の最初の3か月で、農産物の総輸出額は4.3%減少しました。 私たちの見解では、企業と農家は生産モデルを即座に変更し、新しい状況に適応しています。
その上、2020年の初めから、商工省は、企業の農産物輸出活動の促進を支援するために多くの適切な措置を取りました。これにより、農産物の消費について、困難に直面している多くの地域と業界団体との作業セッションを開催しました。同省は、農産物の消費を支援し促進するために、北の国境地域の地方と協力してきました。したがって、農産物の輸出額は減少していますが、深刻ではありません。
【Q】 COVID-19の流行は、今年の野菜と果物の輸出高にどのように影響しますか? また、その影響を制限するために、商工省はこのアイテムを近い将来に輸出する企業に何を推奨しますか?
【A】 総統計局(計画投資省)によると、2020年の最初の3か月で、野菜と果物の輸出高は8億9,000万ドルとなり、前年同期と比較して5.2%減少しました。野菜や果物の輸出は、一般的な農産物に比べて急激に減少しています。
その理由は、この生産物の保管時間が短く、通関手続きが速いことです。 一方、野菜と果物の主な輸出市場は中国であり、約60%を占めています。2020年の最初の3か月で、この市場への野菜と果物の輸出は22%以上減少しました。
企業やトレーダーが市場を調整しましたが、他の市場の成長はわずか4〜10%であり、中国市場の減少を相殺できていません。
ただし、両国方はCOVID – 19により、中国市場への輸出の混雑を解決して強化しています。それにより国境ゲートは徐々に拡大され、通関時間が増加しました。予想どおりに輸出は近い将来に徐々に通常に戻ります。
COVID-19の流行の状況に適応し、持続可能な輸出を確保するために、ビジネス側では、特に輸出企業は、世界の流行状況の情報と進展を定期的に更新し、調整する必要があります。この情報は、商工省のポータルでも定期的に更新されています。
【Q】 ライチ、ランブータン、マンゴーなどといった中国を主な輸出市場とするアイテムです。この市場はまだ開かれていません。商工省は輸出を促進するための解決策を持っていますか。
【A】 まず、地方自治体は市場の開拓、困難の解決、輸出の促進にも積極的であることを認識しています。具体的には、バクザンまたは ハイズオンは、関係機関と国境地域と収穫前のライチ輸出のための、最も有利な対策と解決策を見つける会議で相談しました。
商工省の側では、国境に農産物を輸出して市場を拡大するために好条件を作成し続けます。特に、中国市場およびその他の市場に関する情報は、同省のウェブサイトで定期的に更新しています。ライチに関しては、最近、商工省は日本市場への輸出を推進するために多くの措置を実行しました。しかし、COVID-19の流行の状況により、日本側は専門家を派遣して評価を行うことができませんでした。現在、私たちは日本の関係機関に、2020年にベトナムのライチを日本に輸出するための対策を提案するという公文書を提出しました。
市場開発のために、同省は海外のベトナム機関に、市場を探索し、ベトナム製品の情報を紹介するよう指示しました。また、ライチ以外、付加価値生産物も紹介することが必要です。これが今後の輸出促進の方向性です。
国内市場では、次のような対策を実施します。特に、各地方間の貿易交流会を開催してベトナムの農産物を海外のスーパーシステムに提供するために、イオンマート、ロッテマートなどのベトナムの海外スーパーシステムと繋ぐことも行いました。これを通じて、ベトナムの農産物は徐々に世界市場での地位と足場を築くことになります。
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