ベトナム産バナナが日本で店頭に並ぶ
- 2021/07/05
6月25日~27日、日本では「ベトナムウィーク」が開催され、ベトナム産バナナが日本市場に登場した。
イベントでは、ライチやドラゴンフルーツとともにベトナム産バナナが日本の消費者の関心を集め、イベントに来ていた会社員の男性はベトナム産バナナについて、非常においしく、これからも頻繁に買うようになるだろうと話した。
ベトナムウィークを開催したイオンで執行役を務める岡崎双一氏によると、「現在、日本はエクアドル、フィリピン、台湾といった多くの場所からバナナを輸入していますが、ベトナム産バナナはおいしく、風味も優れています。今後、ベトナム産バナナの輸入に注力していきたいです。」と述べた。ベトナム産バナナは価格競争力や品質が高く、日本の市場でも渡り合っていくことができるだろうと岡崎氏は考えている。
イオンでは、バナナに加えベトナム産リュウガンを輸入する計画を立てており、日本の各グループ店舗で販売する予定だ。岡崎氏によると、日越両国はそれぞれ、日本産マンダリン、ベトナム産リュウガンを相手国へ輸出することに合意している。
日本でのベトナムウィークは、イオンが駐日ベトナム大使館商務部と提携して毎年開催しているイベントである。イオンは2025年までに、日本国内の各店舗におけるベトナム製品の総売上を10億米ドルへ伸ばすことを目標としている。イオンは長年にわたりイベントを開催し、これまでにベトナムの21省・市の100社を超える企業の商品を日本の消費者へ直接紹介・宣伝してきた。
日本ではそれほど知られていないが、ベトナムではバナナの生産が盛んで、多様なバナナ料理があり、花や葉っぱも用いられる。日本総務省の調査(2018年)によると、バナナは1世帯あたりの支出額が最も多い果物で、日本の消費者にとってもすでに馴染みの深い商品である。ベトナム産バナナも他国産のものに引けを取らず、店頭に並べば消費者の新たな選択肢の1つとなるだろう。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)
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