OMON2火力発電所案件について
- 2021/04/05
丸紅株式会社及びベトナム企業の合弁事業体(民間:IPP)が今回投資ライセンスを取得したOMON2火力発電所(ガス炊き、出力1,050MW)は南部メコンデルタ地域のCan Tho CityにあるPower Plant Complexで建設される。現在ガス供給に付PETRO Vietnam(国営石油公社)と協議中で、稼働開始は2040年の予定。
本火力発電所建設案件の総投資額は約13億2,565万米ドルで、内20%の約2億6,513万米ドルは現金出資、残り80%の約10億6,000万米ドルは事業主の借入金で賄われる事になり、合弁事業体の建設資金調達が課題。尚、本件IPP形態であるので事業体がEVNに電力を販売する事になりますが、ベトナム電力公社への販売価格は不詳。
尚、このComplexには既にODA案件として建設されたOMON1(重油炊きだが、ガスに切替予定、出力660MW)が2015年12月から稼働して居り、今回のOMON2に引き続き同Complexに於いてOMON3,OMON4(いずれもガス炊きの予定、出力各1,050MW)の建設が予定されており、全て発電所の完成後の最大出力は3,810MWと一大Power Plant Complexとなる。尚、世界的環境問題もあり火力発電所の燃料に付いては今後天然ガス(一部ベトナム南部の海底から産出)、輸入する液化天然ガス(LNG)が主流となる。
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