新型コロナの無償治療支援を展開するAICグループが富士フイルムから『アビガン』100万錠購入へ

治療薬イメージ

引用元:「労働新聞」(2021年8月19日)

8月19日、保健省Tran Van Thuan(チャン・ヴァン・トゥアン)副大臣は、日本の富士フイルムグループが生産したアビガン錠のベトナムへの提供についてオンライン会議を開催した。会議には、富士フイルム富山化学工業の感染症薬戦略部長である山田光一氏、Vu Hong Nam(ブー・ホン・ナム)駐日ベトナム大使、保健省各関連部局、AICグループのNguyen Thi Thanh Nhan(グエン・ティ・タイン・ニャン)会長が参加した。AICグループはアビガン100万錠の購入について富士フイルムと協議しており、ベトナム国内の新型コロナ患者に対する8月中の無償治療支援での使用を目指している。

会議では、ニャン会長が国内の新型コロナ患者への無償治療のため、アビガンを100万錠すべて購入する用意ができていると表明した。また、AICグループと富士フイルムは、その後もできるだけ早い段階でベトナムに大規模な薬の提供を行うことで一致している。富士フイルムは、第1回目として100万錠のアビガンをベトナムへ早期に輸送する計画だと断言しており、同社はAICグループと保健省の要望に基づき、今後ベトナムへのアビガン生産技術移転を検討する予定だと表明した。

現在の状況、とりわけ新型コロナの感染者数が急激に増え、また、そのスピードが鈍化する兆しのない状況で、アビガン100万錠を直ちに購入できることは歓迎されるべきことである。

オンライン会議に先立ち、駐日ベトナム大使館はアビガンに関する交渉の機会を持つため、日本政府とのあらゆるつながりを活かしてきた。富士フイルムは重要な取引先でも入荷待ちの注文が多いとしていたが、それでも保健省は、在庫のあるアビガンをいち早くベトナムへ輸送することについて、AICグループが富士フイルムからコンセンサスを得られるよう支援し続けてきた。アビガンは、治験を通じて有効性と安全性が証明されており、現在、富士フイルムは外交ルートを通じて各国から数十件の注文を受けているという。

AICグループは、先陣を切って新型コロナの感染対策に貢献している企業の1つであり、同グループは、保健省が国民に対して感染対策の迅速な情報提供やオンライン相談を行うためのアプリを開発していた。また、全国多数の地域に対する検査キットの無料提供なども実施しているほか、保健省の情報によると、最近では日本のシオノギ製薬グループ、ベトナムのバビオテックと合同で新型コロナワクチンの生産技術移転を行っている。

アビガンは当初インフルエンザ治療薬として承認されていたが、ウイルス増殖抑制効果が期待されており、新型コロナ治療薬としての承認に向けた治験が進められている。新型コロナの感染が深刻化している状況を打開する有効な手段の1つとなってほしい。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)

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