ハノイ市の工業について

ハノイ市の工業について

近年、ハノイでは非農業の分野の割合を拡大し、経済の工業化や先進技術の導入を進めています。2016年〜2020年における工業分野の年間平均成長率は+8.64%を記録し、新型コロナが拡大した2020年でも成長率は前年比で+6.39%に達しました。また、2020年の鉱工業指数(IIP)は前年比+4.7%に上ります。

情報技術分野を強化へ

ハノイの経済において工業、とりわけ機械、情報技術分野は重要な役割を担っています。2020年の品目別輸出額はパソコン・電子機器が26億米ドルで全体の16.4%、機械設備・部品類が16億米ドルで10.1%、輸送機器・部品類が12億米ドルで7.5%を占めました。情報技術インフラの開発にも力を入れており、同分野の年間売上はおよそ100億米ドルに達すると言われています。

ハノイ市西部には、ベトナム初の科学技術拠点都市となるホアラック・ハイテクパークが建設されており、国内外から数多くのメーカーが入居し開発に取り組んでいます。

ホアラック・ハイテクパーク

主力工業製品の認定・支援

ハノイでは、一定の条件を満たしている製品を主力工業商品として認定し、融資条件の優遇や生産技術向上、貿易促進などといった支援をしています。2018年から2020年までの3年間で、77社による117品目が認定されました。中にはTOTOやキヤノン、パナソニックといった日本企業も認定されるなど、外資企業も選出されています。主要工業製品の生産額は市の工業生産額の35%超を占め、認定された企業の輸出総額は約20億ドルに達しました。

市は、今後、生産環境の整備や、外国企業とのマッチングによるグローバルサプライチェーンへの参入を促進することで、2025年までに150〜180品目を認定し、市の工業生産額の40〜50%、輸出額の20〜25%を目指す予定です。

整備が進む工業団地

ベトナム国内の二大都市の1つであり、北部の経済圏の中心に位置するハノイ市内には、15の工業団地が建設されており、日本企業を含む多くの外資企業が進出しています。各工業団地には日系の団地や、日本人常駐スタッフがいる団地、国際空港であるノイバイ空港から近い団地など、それぞれに強みや特徴があります。また、ハノイから北部最大の港であるハイフォンへは2時間程度でアクセス可能なため、物流面でのメリットも魅力の1つとなっています。

これに加えて、現在、市内には70か所を超える中小工業団地が設けられています。市は、2030年に向け中小工業団地の建設を開発する計画を策定し、2021年には新たに20か所での着工が決定しました。先進技術の導入や技術インフラの整備のほか、騒音や排水などの環境問題にも取り組んでいます。今後はさらなる品質や生産性の向上、競争力の強化が期待できるでしょう。

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