カントー市、製造業の中心地を目指す

カントー市の製造業

引用元:経済推進情報サイト「カントープロモーション」

カントー市人民委員会は決定第550/QĐ-UBND号を施行し、製造業の生産額を全体の28~29%まで高め、製造業の再編成・高度化を進めるとした。

カントー市は、2025年までに製造業の分野で全国の中心地となることを目標に掲げている。また、水産物や水産加工品の加工団地や貯蔵施設を増設することで、メコンデルタ地域全体で製造業を広く発展させるとした。そして、2030年までに製造技術を高度化させ、メコンデルタ地域の持続可能な開発を着実に進める。

生産効率や品質、付加価値を向上し製造業の再編成・高度化を図ることで、併せて他地域の農業や加工業も高度化を進め、産業構造を転換させる。

市は、優先的に強化する分野として、▽食品加工業(穀物、水産物)、▽化成品製造業(医薬品、肥料、ゴム、プラスチック)、▽ハイテク産業(電子機器、通信、情報技術分野)、▽機械製造業、▽気候変動対策や再生可能エネルギーに適した新物質などを挙げた。 加えて▽食品加工業、▽機械・電子機器製造業・ハイテク産業に対して原材料を供給する業界の発展にも注力するとしている。

市は2021年~2025年の目標として、製造業・建設業の年平均成長率9~9.5%、製造業・建設業の生産額を全体の33.7~34%(製造業単体で28~29%)まで伸ばすとした。 そして、2026年~2030年には年平均成長率7.0~7.5%を目指し、製造業・建設業の成長率7.5~8.0%、同分野による生産額を全体の34.02~34.28%まで成長させる。

カントー市では、エビやナマズを中心とした水産業や、米、果物、野菜を中心とした農業が盛んであり、食品加工業が伸びることで高付加価値商品の割合が増えていくことが期待される。また、その他製造業についてもカントー市を中心にメコンデルタ地域には多くの工業団地が建設されており、カントー市の発展が地域全体の成長につながるだろう。(ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀)

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