引用元：カントー市投資促進センターHP

　2019年、カントー市の産業開発指数は2018年比で7.85％増加しました。市の産業企業は、生産拡大・多様化・品質改善・市場への供給源の確保に焦点を当てています。
2020年の開発志向に基づいて、カントー市は比較優位産業・ハイテク技術・クリーンテクノロジーの産業開発に向けて深い投資をします。さらに生産レベルを向上し、生産ネットワークとグローバル・バリューチェーンに参画します。

　2018年と比較すると、加工分野における2019年の成長率は8.16％を達成しました。特に前年同期比では、一部の製品は大きく成長を遂げました。例えば、冷凍魚のフィレは22.58％、医薬品は19.01％、セメントは16.81％、冷凍エビは16.79％、衣服は2.64％とそれぞれ増加しています。ファム・ニア食品株式会社社長のファム・チョン・ニア氏の話によると「内国市場と輸出市場の両方にサービスを提供するため、当社は30ヘクタール以上の養殖面積を持ち、水産加工場の平均生産量は20トン／日あります。未来の投資活動では、人・養殖エリア・生産ライン・販売システムといった4つの主な要因に焦点を当てます。特に「人」は成功を決定づける最初の要因です。養殖エリアについては、グローバルGAP認証（農産物の国際基準）を満たすために拡大を続けます。生産ラインについては、自動化に向けた工場への投資を拡大します。そして販売システムについては、販売管理システムと職能訓練を積み、技術や能力を備えた経験豊富な営業チームへの投資に注力します。

　2020年の発展計画に基づいて、産業分野における鉱工業生産指数は8.22％の向上を目標としています。工業・商業の面では、効果的に実施するために産業クラスターのインフラストラクチャーへの投資を支援する政策、農村部の産業生産施設を支援するための産業振興政策を向上しています。さらに加工製造プロセスにおける企業間の連携を強化します。競争優位を持つ産業の発展においては市が水産加工・農林業・食品‐飲料業界・機械工および製造機械・エネルギー産業・バイオテクノロジー・IT などという主要産業に焦点を当てています。

　カントー科学＆技術応用センターの調査結果によると、カントー市でのメカニック・農産物加工・水産物加工の３分野における技術レベルは並みのレベルです。中小企業向け支援プログラムを通じて市は技術革新で多くの政策を実施する努力を行っています。詳しくは「生産性と品質支援」「知的財産支援」「科学技術企業の設立支援」「 企業の科学技術開発基金の設立」という支援対策です。

　カントー市科学技術局は、技術管理部‐部長のファム・ホアン・ドゥン氏の話のとおり、中小企業向け支援プログラムをとおして技術と機器を刷新しています。 このプログラムは、2013年～2017年、2018年～2020年の2つのフェーズに分かれています。 これまでの結果は、農産物加工・環境・機械製造・食品加工・医薬品などの分野の技術と機器を刷新する18/24プロジェクトを可決して支援しています。支援資本は41億ドンで、企業からの投資資本は114億ドンです。 企業技術革新を支援するプログラムのおかげで、生産とビジネスにおいての業務効率は大幅に高まっています。 製品品質、競争力ともに向上し、カントー市のビジネスコミュニティに強い影響を与えています。

　産業の発展を促進し、科学技術レベルを高めるため、工商局は科学技術局・計画投資省・財務局と積極的に協力しています。
産業分野へ強い影響を与えるよう、人民評議会・人民委員会・市政委員会に、適切なメカニズム・政策・解決策を助言することに焦点を当てています。
カントー市の企業が政府から「2016年から2025年までの産業支援プログラムの承認に関する政令」のNo.68と「農業・農村地域に投資することを奨励するメカニズムと政策に関する政令」のNo.57などといった支援対策の政令を受けたとき、政府や関連機関は企業の士気が高まる仕組みを考えています。
特に「カントー市に対して投資・財政・予算・地方分権管理に関する多くの特殊メカニズム」という政令のNo.103は、重要な法令の1つであり、企業は、人民評議会・人民委員会・市政委員会の指南の元、次任期の着実な開発基礎を構築しています。

グエン・ミン・トーアイ氏は「産業への投資は1〜2年ではありません。効果を確認するには3〜5年以上かかります。 私たちが企業を支援し、企業はそのメカニズムに基づいて開発を継続しています。まずは、企業が製品を生産し輸出に参加できるよう、企業の効果的な発展を支援します」と発表しました。