引用元：ベトナム国営テレビ局オンライン新聞「VTV NEWS」（2021年5月14日）

5月14日、山田滝雄駐ベトナム日本国大使がVuong Dinh Hue（ブオン・ディン・フエ）国会議長に表敬訪問を行った。

フエ国会議長は新型コロナワクチンの保冷設備の供与など、これまでの日本の政府開発援助（ODA）に対して敬意を表するとともに、来期の国会における重要な任務の1つは、第13期党大会で決定した方針を実現していくこと、とりわけ、日本の投資家を含む国内外の企業にとって最も好ましい環境を整備するため、法律を定めることであると述べた。また、今後、両国の国会議員が積極的に交流し、立法・監督業務や、国家の重要議題の決定について、情報交換や経験共有をしていくことを提案した。

山田大使は、多くの日本企業がベトナムをASEANで最も魅力的な投資先だと評価しており、コロナ禍ではあるが、今年も確実に素晴らしい経済成長を遂げるだろうと述べた。また、フエ国会議長の多大なる貢献によって、越日の戦略的パートナーシップが今後深化していくと確信しているとした。

新型コロナの抑え込みに比較的成功しているベトナムでは、新型コロナによる経済への影響が他国に比べ小さく、日本企業によるベトナムへの投資や貿易は活発だ。昨年1月に両国の日越友好議員連盟がベトナムのダナン市で会談しているが、両国の経済発展に向けた外交面でのさらなる連携強化も期待したい。（ベトナムニュース邦訳ライター 鶴田 志紀）